アーカイブ: 4月 2007

2007/04/10

Permalink 09:39:08, カテゴリ: 政治・経済  

日経:フランスの少子化対策の給付。

#12:04追記

今日の>日経朝刊<より。

フランス並みの少子化対策を行うのであれば年10.6兆円が必要と厚生労働省が試算。新たな財源をと政府は消費税上げ等に言及する見込みとのこと。

というより負担率はあまり変わらないのに、何故こんな給付をフランスが実施していて、日本はしていなかったのかということは無視ですか…という話はさておき。

実際の給付額について乗っているのですが、これが適切。

どこかの国の小学校3年までの児童手当のように、本来一番負担の増える中高校生時期でない間に給付するから、ファイナンシャルプランナーに「児童手当は貯金してそのときの負担に備えるべし」なんて言われているのとは異なり、家族手当自体11-19歳は加算ありで、しかも「第2子以降」「20歳まで」という手厚い給付。

子供を産まない選択をした所帯に対する実質的な社会負担を求めていることにもなるし、適切な処置。そのほかに乳幼児手当、新学期手当など、就学時期にも手厚い。3歳未満の第2子で、780万/年以下の所得世帯であれば、「年49.2万円」。第2子で就学中(16-19歳)であれば特別加算を加えて除いて「年32.1万円」の給付となる訳で。

負担は国家予算の1.1%、給与生活者の場合、雇用元から給与の5.4%を徴収しカバーしているんだとか(被雇用者からの天引きはなし)。

参考>厚労省 2005/7 フランスの年金制度の概要<(pdf)
内閣府 もっとも手厚いフランスの経済支援

こういう給付こそが実際の所得の再分配になるってことを、どうして分からないんだろうと思うのだけどね…。

それを無視して、負担論議ありきっていうのが全く駄目ですね。

# 18:34 追記

1箇所誤記を修正。(削除追記履歴を表示しています)
TB1件頂戴しました。: 「ブログ時評」
仏の少子化対策は日本の3倍、日本なら年10.6兆円

2007/04/09

Permalink 16:29:02, カテゴリ: 政治・経済  

石原さん、やっぱり「反省」発言は本意じゃなかったのね。

今日のフジテレビの「めざましテレビ」。東京都知事選に100万票以上の大差で勝った背景に佐々淳行選挙対策本部長がと報道。

3月18日の石原慎太郎氏の会見で以下の様な記事がありました。

「ちょっとおごりというか思い過ごしがあったというか。思わぬ苦戦を強いられております」

東京・新橋の事務所で、石原氏はそう切り出した。今回の選挙では、自身の政治姿勢に反省すべき点があったと認め、初心に帰ることを意味した「東京再起動。」がキャッチフレーズだ。

4氏そろってテレビなどで討論する機会が増えているが、石原氏は「強気の慎太郎節」を封印。陣営は「傲慢(ごうまん)というイメージができあがっている。まずは『みそぎ』が必要」。ある自民都議は「よく我慢してるよ」。

こうした低姿勢はいつまで続くのか。石原氏はこの日のあいさつで、「我慢の時期は過ぎましたんで、これからは猛然と反撃に転じます」とも口にした。すると、続いてあいさつに立った選挙対策本部長の佐々淳行・元内閣安全保障室長は「ニコニコして(投票まで)あと3週間がんばんなさい」とたしなめた。>朝日

実際には佐々氏がこのインタビューの中で、3月15日、石原氏から助けを求める電話があり、協力するにはお詫びをすることを条件とした旨を述べておりました。

早速当選後は強気のご発言。

いやあ、東京都民の皆さんは見事に騙された様子。反省ってのはその後の全般の態度に出ないと何の意味も持たないってことをご存じないようで。

選挙対策のためなら何でもしはるんですねという、HOWばかりでWhatの無い…と言えば、丁度日経ビジネスが「スキル習得ばかりに力を入れる現在の風潮ではいかん」と>WHATをつくる3つの視点<についての記事を載せていますが、福祉重視といいながら具体制がなく、箱作りだけの五輪だけが具体性のある彼の政策。選挙で勝ってマスで見た都民に選挙で勝つことで提供される WHATを述べず、彼らに取り入る HOWに執着したってことは、日本人の動向を良く読んでいるというべきか。

まあ、浅野さんもがんばりましたけど、正直あの時期じゃ、久米宏さんとかいうレベルの著名人じゃなきゃあ対抗できないでしょ。菅直人さんでも、彼を出した場合、彼だけにリスクを取らせるのは明白ですから、民主党としても準備してこなさ過ぎたってことですしね。

内容の無い選挙に、内容の無い対策と、それに乗った内容の無い…という図式のように見えました。

まあ、財政の良いところなら誰でも出来ますから、と皮肉を一つ。国家大系なんて不要で、東京のみが大きくなればいい人を東京都民は選んだ訳でね。

総合的になんとも言えない選挙でした。

2007/04/02

Permalink 22:15:02, カテゴリ: 政治・経済  

政治家と「品」と国民と。

先のエントリー>東洋経済が熱いへのコメント<をあえてエントリーに上げます。

そう…

確かにこの国には「品」が無くなりつつありますね。

政治家に限らず、スポーツの代表でもそうですが、彼らは我々の代表な訳じゃないですか。要するに「我々」の縮図な訳です。ここ一番でつまんないプレーをしたり、勝負どころで弱かったり。

ただ、その「我々」と同じことをしていることに対して、あまりにもみんな冷淡じゃないですか。実際にそれじゃあ何かに秀でた子をその道にチャレンジさせることなく、やっぱり勉強だ、大学だと、決まった方法・手順に押し込むじゃないですか。そこに本当の想像力なんて求めちゃい無い、決まった「想像力」だけを求めている。そんな子らの代表に「創造性」なんてあり得ないって思いません?

しかもそれらの子がその道に失敗したときにやり直しが効かない「ワンストライク・アウト」な社会。だからこそそういう道に押し込む。未だに良い大学に入れるために付属幼稚園から、みたいなことをやってますが、そこからドロップアウト出来ない年齢を更に下げる社会を突き進んでいる限り、余計その傾向は強まる。そういう社会にしているのは自分達だという概念がない。

政治家だってそう。所詮我々の代表で、我々の縮図でしかない。悪いことを隠れてするのが20年位前は常識だった。未成年のたばこは校舎の裏で吸うとか便所で吸うとか。今や駅で平気で吸っている。怒鳴るのはわし位なもん。そんな社会でそんな国民の代表がそういう品が無いのは至極当たり前。我々の代表だから。

某匿名掲示板の管理者のように法律に触れたって、民事訴訟で負けて数億払う必要があって、払える収入もあるのに、びた一文払わないくせに偉そうにメディアでのうのうとじゃべらせたり、大学の学園祭に呼ぶ馬鹿な実行委員会もある。同様に法律すれすれのことをやっていると偉そうなことを言っていた会社の経営者もいた訳で、結果的にせよこちらは取り締まられて良かったと思う。でも彼の会社の株を買うことによって「仮想的有能感」を得ていた者がどうなったか? ご存じの通り。 その後始末をしているものたちに、買収されないように最小限の損失で済むように妥協策にサインしておいて、後から訴訟を起こして300億せしめようとしている会社も全く「品」がない。

親だってそう。昨日の会場横でも見たけど、大阪市八幡屋公園でバーベキューを10組以上していた訳で。バーベキュー設備も無いのに。都市公園整備法や大阪市公園条例で、公園内での火気使用自体が事前の申請が受理されていない限り法律に違反するのに、偉そうにど真ん中でやっている。(ちなみに神戸球場の売店では電熱器で加熱しているのはこの問題による)親自身がそういう品のないことを堂々としていて、子供がまともに育つ訳はない。だからこの国も相当に先行きが危ない。試合会場で怒鳴ってることがあるのは、そのため。

政治家はその国の国民レベル以上たり得ないとはどこかのジョークで見たような気がするけど、実際そうだと思う。だからこそせめて国民レベルに近づける所作が必要だなぁと感じる訳。でもその政治家も、選挙活動すら法律を守らない。例えば候補者の選挙事務所の看板は、告示まで見えないように布などで覆わなければいけない。ところがここ5年かもう少し前から、透ける布で覆い、見えるようにしている候補が目立つ。そういう候補に遵法精神を求めてはいけない。この辺では与党系議員に決まってあった行動な訳だけど。

それに、告示後は選挙事務所であっても、候補者のポスターを外から何枚も見えるように貼っているのも違法だ。でも取り締まられないからやっている。これでは我々の生活に「品」などというものは戻っては来ない。それにその支持者達も、支持しているからこその忠告ができない。じゃあ、誰にも過ちを正せないよね。

そういうことを考えて選挙行動に及ぶ。または「直接民主的な行動に出る」ことも必要じゃないかと思う。それは日本人全体が怠ってきた「責任の放棄」、つまり「無責任」のツケに対する精算の始まりじゃないかと思う訳。

せめて、少しは取り返す努力をしたいもんだと思うんですがね。今月は。

Permalink 17:17:30, カテゴリ: 政治・経済  

東洋経済が熱い。

今週4/7号の東洋経済は「世界で一番信頼できるエアライン」の特集。この中でも日本の空港政策の無策と新千歳空港のハブ化など面白い提案もあるのだけど、その号に企業誘致として茨城県企画部が鹿島臨海工業地帯をメインに2ページ広告を打つ中で、茨城空港(整備中)と堂々と書いてあるのが空しい :)) まあ、それではなくって。

p.136-137 の山口二郎北大教授の「『改革派』の意義と限界 身近な政治の復権を」とのコラムがこの時期にこの話題を書いているという点を含めて興味深いものがあります。

世論調査より石原慎太郎都知事の無党派層の支持が広がりつつあること、それが無党派層の中に破壊的要素も併存していることを、縁故主義・女性蔑視・外国人侮辱発言など適格性を疑わせる発言に事欠かないながら、人気を保ち、その現実が無党派層が必ずしも為政者の業績や品性を冷静に評価するわけではないことの反映と指摘。

また一方で生活保護受給者のために奔走している議員に対し「少し豊かな普通の住民」から、なぜ貧乏人のために必死で働くのかと文句を言われることが多いというエピソードを紹介。

これを模して、「仮想的有能感」という「ギャップを埋め自己を肯定するために訳もなく他者を軽視し、そのことによって自尊感情を味わおうという傾向がある」という概念を紹介し、石原慎太郎氏が、「仮想的有能感を味わわせることによって」「現状に不安や不満を持つ無党派層の支持を引き出している」その「人間の感性こそ、石原人気の源泉」と述べています

その上で「仮想的有能感はあくまでも仮想であり、一時的な気晴らしをもたらすだけである。人々が直面している問題は、何一つ解決されない」として、この選挙は政治の原点である「人々が共通して抱える問題を解決するための共同の営み」として、その能力が問われる場所だ、と結んでいます。

全くその通りだと思います。commonが無くなった社会に Common Sense なんてあり得ません。

通して一読をお勧めします。

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