アーカイブ: 2月 2007

2007/02/27

Permalink 16:49:44, カテゴリ: 雑談(Hard)  

Between behaviors.

Technorati における、最もリンクされた動画。
その2つの違いに非常な違和感と、文化障壁すら感じる。
ある意味、日本では web2.0自体、閉鎖された空間のようにすら感じる。

世界でもっともリンクされている YouTubeの動画。
http://www.youtube.com/v/6gmP4nk0EOE

翻って、日本。
http://www.youtube.com/v/2n3JfrIdDJw

web文化に於いて、日本人で韓国や中国のそれを嘲笑する人もいるが、日本はどうか。
文化成熟度という点では低いと言わざるを得ないような気が。
気のせい? ならいいけど。

2007/02/19

Permalink 22:13:25, カテゴリ: 政治・経済  

東洋経済「貧困の罠」:箱物から給付・再分配への政策転換を。

今日発売の「東洋経済」。特集内容に驚いた。格式のある経済誌であるこの雑誌がこの国の貧困を特集するのだけでも驚くに値する。

新聞の広告だけでも驚く数字が並ぶ。しかも金額で世界最高水準の大学の学費は、更に補助金カットで上がろうとしているのだ。実際、1970年代ですら、庶民は低負担低福祉であったのに、アメリカを見習えという政策を支持するものは、その国で自己破産者が毎年全人口の0.7%の件数(50年で考えれば35%だ)であるという事実を受け入れようというのだろうか。

消費税の内、実に18%が滞納され、国に納められていない事実。更にはその滞納の納付期限日当日に差し押さえを実施して中小企業を破綻させる国税。

何がそうさせているのか。

この特集の一部を紹介すると、例えば給与所得者の構成。

少なくとも底と言われる2000年より、200万以下の所得者が150万人も増加している。全体では4千人労働者人口が減っているのに、である。そして2000万以上は3万2千人増えている。

また、下請けいじめの構図。納入単価はトヨタから一方的に決定され、そのトヨタは史上最高益2兆円。ただその下請けはと言えば…

従業員3人以下の下請け会社に至っては、平均年収178万円。生活保護水準以下である。
GMが合理化で「8万人解雇」と数年前記事になったが、アメリカがこれら会社を事実上内に抱えていたのと比べると、日本の自動車企業は自らはスリムにし、負担の多くを下請けに投げ、利益を出しているという構図ということだ。その企業が法人税減税を要求し、消費税増税を要求する。

そのどこに正義があるのだろう。

皮肉なことに、この特集とは別に派遣会社「マンパワー」米国本社の会長兼CEOのジョレス氏へのインタビューもある。彼の主張は明確だ。派遣会社は悪いことばかりではない。専業主婦や中高年が前職以外の職を見つけるに当たって、正規のマーケットには入れない。そのため派遣会社でキャリアを積んで、正規のマーケットにつなげる。今「マンパワー・ジャパン」がCMで主張しているのも、それが派遣の正しい流れだ、ということ。

更に、暗に日本の派遣業界の問題は「派遣が長期に及ぶ」ことで、これが企業の機動性を生み出せていないこと。彼は主張していないけれど、小生には「単に正規雇用の代替」としか日本の派遣が考えられていないこととも取れる主張。方向転換の為の人材を求めているのではなく、そのため単価が上がらず、これら会社の収益が頭打ちになるということであるので、当然の考え方だと思う。

また日本で問題になっている「個人請負」についても、非常に高いスキルを持つ人材以外には難しいと明言。他の人材派遣会社とは一線を画す主張です。

確かに、派遣・請負が無ければ、自分も転職は難しかったし、収入を上げることも出来なかった。でも多くの人はそのギャップで、日本企業の単なる「リゾート」=逃げ場でしかない利用方法に埋もれている。それではいつまで経っても派遣労働者、派遣企業にとってもコストを下げるしかなくなる。この人はその不幸を分かっているという印象が残った。

また、竹中平蔵氏の主張を載せながらも、対立意見を載せ、現実的には現在の自民党の政策が「再チャレンジ」と言いながら、実際には身障者の自立支援法、母子家庭への児童扶養手当削減など、最下層が社会保障を得られず、中間層のように保険料を払えなければ社会保障を満喫できない「貧困層を排除した社会保険主義」を実施していると批判。そのためもあり上位層は、10段階に区別した場合、3段階転落することがまず無いという珍しい国と指摘。さらにはその中間層でさえ、45才で10%給与カットされれば、2度の破産危機に見舞われるなどのフィナンシャルプランナーの「中間層の下流転落シナリオ」を紹介。

まあ、政府無策の満艦飾。

要するに政府が如何にこれら所得下層への給付を怠り、お手盛りの箱物にお金を投入してきたかということ。その結果消費は伸びず、実際の給与所得も直近で1人あたりで0.8%減。

ただ、給与を上げることが出来るかと言えば、野口悠紀雄氏の2国2財2部門モデルで紹介し、その結果賃金の引き上げは難しいことを指摘。ただ所得の再分配が必要で、経団連とは逆に法人税アップ、所得税減税を主張(但しこれは日本の所得税免税点の問題もあり、実際には最下層には利点がないので、現金給付で対応すべきというのが小生の主張)を紹介。

本当に今の日本の問題をこれだけ痛快に切ってくれている号はないと思う。
本来は民主党が主張すべきことを、雑誌が取り上げないといけないという時点で、民主党には猛省を促したいのだけど、これを見ただけでも安倍晋三首相率いる現自民党執行部の主張が誤っていることがわかる。

なのに選挙民だけがわからず、苦悩を続ける。
小泉劇場を支持した責任だとも言える。
ちなみに医療制度改革にも実はAIG、アフラック等の米国保険会社の圧力があるという書籍「姿なき占領」(本山美彦・ビジネス社)の紹介もあったりする。

馬鹿らしい話だな、と思う。

とにかく必読。

-----
# 2007/2/24 11:55 追記

TB追加 - 長久啓太の「勉客商売」日記>現代にきりこむ週刊東洋経済

2007/02/16

Permalink 07:24:01, カテゴリ: 政治・経済  

秘密漏洩で自衛官に強制捜査:問題が違う。

2005/5に中国の潜水艦が火災を起こした件に関する報道で、航空自衛隊の1等空佐が家宅捜索を受けたことが報道されていますが、報道機関は「自己都合重視」なので、「報道の自由を侵害する」とばかりの報道。でも本質は全く違うんじゃないかと。


(毎日)

違和感を感じるのは、この記事での「記事には米国から提供された情報が含まれていた。米国からは米軍情報の管理の徹底が求められており、警務隊が調査を続けていた」という一文。

つまり、本質は報道の自由の問題というよりは「米国(米軍)の規律が日本の権利より優先される」という現実そのものじゃないのかな、と感じずにはおれない。

自衛隊自体、中国への機密漏洩など問題も多いし、自覚がないとも言えるのだけども、このような形で今後の報道への制約、つまり国民の知る権利を阻害されるのは、ある意味内政干渉ではないだろうか。というより、事実上経済も軍機構も米国優先という事実をたたきつけられているに過ぎない。

そして、その国を作ったのが誰か、ということを今一度考えたい。

2007/02/10

Permalink 00:25:40, カテゴリ: 雑談(Hard)  

健康は「免罪符」では、決して買えない。

自分が薬業に絡んでいるから言うわけではないのだけど、最近の「あるある」の問題にせよ、身近な食材で「贖罪」できるかのような、馬鹿げた端的な臨床データを持ち上げて、それで特保ならまだ「あれ」だけど、如何にも超越的な存在であるかのように持ち上げる動きってのは、人間の心理を巧く突いた「詐欺」であると思う。

少なくとも、薬であれば、明確な非劣性あるいは優位性を数学的に証明しなければ、効能をうたえない。販売もできない。それでも販売され、併用薬など諸条件が変化する環境では、予想されなかった副作用が起こり、発売が中止されたり、使用制限されたりするものが多い。薬というのはそういうものであるのに、食品であれば安全と思っている人が多いし、そういうものに頼る人が多い。それは「自然のものだから安心と言って、トリカブトを食べても大丈夫」というような話なのに。

つまり、これであなたも責任から逃れられる、という免責・「免罪符」の発想。そんな物はほとんどあり得ない。でも、人は責任から逃れようと、"How-to商品"に逃れようとする。

いや、人間というのは罪深い生き物だ。全ての行為に責任が付いて廻るからこそ、その責任に立ち向かわなければならない。それを簡単に逃れようとして、そのような「食品の存在」を信じたい。それは理解できる。

でもそれは金銭的には例えば「有利な利殖商品」であったり、ある意味「学習法」でもある。自分は学生の頃、家庭教師を普通のアルバイトに毛の生えたような金額で請け負っていた。その理由は簡単で、『「教育」は詐欺(様のもの)である』、という自分の信念があったから。本当に学習しなければならないことを、この国では教えていない。本当に必要なのは本質を考えることや、論理を構築することで、公式や定義を当たり前の使い方で型に填めることではない。それは自らを為政者が楽なように「型に填めている」だけなのだから。

それを詐欺と言わずして、なんであろうか。
一面宗教もそうであろう。ある意味救いを求める意味では重要だとは思うが、それは「免罪符」ではない。行き過ぎれば「オウム」のように世の中は単純でないのに都合の良い「単純化」してしまう。あるいはそれにより金銭に全てを置き換えてしまう。資産に置き換えてしまう。
本当に救われているのは誰なんだろうか。

実際に臨床試験(治験)というのは(特に外資系に関しては)、きわめて厳しい条件化で行われていて、ある意味被験者の権利を阻害することを条件に、新しい治療を受けることが出来るもの。あくまでもデータを取るために、他の条件を出来る限り一定にするのである。ところが、特保の試験ではそこまで求められていない訳だ。背景を厳密に均質化していないのに、そこで有意差が出ても何の意味があろうか。しかし、厚生労働省は医療費抑制のためだけにそういうものを認可したという背景がある。でも「教育」された者は「本質を知ることを学習していないから」、その背景が分からない。意味が分からない。負うべき責任が誰にあるのか、ということも。

健康は「免罪符」では絶対に買えないのだ。
だってその免罪符の根拠が希薄だから。
さらにその免罪符の目的は違うところにある。

そして私学や、宗教も決して「免罪符」ではないのだ、ということは認識しておくべきなのだろう。

2月 2007
<< < 現在 > >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

Blog @ Wolfy -Side B-

2008/7/15を以て、wolfy.us -重い話-に移転しました

ここでは2006/5 -2008/7/15のエントリーがご覧いただけます。

携帯からご覧になる方は>こちら<(Side B 用URL - 画像なし)

メールでのお問い合わせ、ご連絡は>ここ<に掲載しております。トラックバック希望、コメント不受理で掲載希望の場合も内容を上記アドレスまでお送りください。このメールアドレスへのメールについては個人情報の保護を行いますが、「非公開」と明示されない限り、当方にハンドル名およびメール内容の取扱等権利を全て委託したものとします。>取扱規程

本BlogではTB・コメントは契約です。著作権の2次利用を除く使用権・編集権の一切をご提供いただき、代償として個人情報の保護を行います。但し広告に類する行為(1/3以上が広告・誘引である)と当方が判断した場合は、広告費用に対する債務、調査権の行使に同意したものと見なします。

サイドバーの月別の過去ログ件数表示に誤りがあります。「続き」をクリックしてください。正しいものが表示されます。

推奨フォントは「メイリオKE Pゴシック」ないし「UIゴシック」です。Googleで探してみてください…

検索

カテゴリ

いろいろ

このブログの配信

XML What is this?

powered by
b2evolution