ANAは安全でJALはトラブルが多い。
どうもそんな思いこみと報道姿勢が、誤解を招いているようだ。
10月5日に発生したANA機(B-767)が伊丹空港A滑走路(1,800m!)に誤着陸したのは、その滑走路の長さも理解していて着陸したANA機に重大な責任がある(737以下の機材しかこの滑走路には下りない)ことは言うまでもないのに、それについて追求しようとするメディアはないし、株価にも影響しなかった。
この事象については実はA滑走路に進入指示が出ていたJAL機(MD87)が、ANA機に気付いて進入を指示がないのに思いとどまったことにより事故が回避された、実はJAL機側の超ファインプレイであったのに、これも誰もふれていない。
そして昨日、エアカナダが関空第1滑走路への進入の待機を指示されたのに、滑走路に進入。管制官がJAL機に進入許可を出したもののJAL機側が滑走路での異常に気付き管制官に報告したものの、管制官はAC機に気付かず再度進入許可を出し、着陸45秒前にGo aroundの指示を出したそうな。
管制官の問題は言うまでもないのだけど、それ以上に双方の事象でJAL機側のファインプレイがあったことを指摘しないといけない。その背景にあったのではないかな、と思うのが、IOSA、LOSAと言った監査プログラムを導入して、ラインオペレーションとして、目視を含めたヒューマンエラー対策に乗り出すなど、根本的な対策を開始しており、昨年10月のIOSA監査では指摘事項が皆無という結果も出しています。
ただ世間的には先日の機尾部の"バンパー部"の接触事故など、絵で見てわかる事故のみを取り上げられることが多いようです。しかもしりもち事故と拡大解釈して伝えられていました。しかし逆に既に今月2件の重大事故を事前察知し回避したという事実にも、もう少し注視する必要があるのではないでしょうか。
ANA機長の免許忘れ乗務もあったにも関わらず、これも小さい扱いでしたし、何か背後にあるのではという気すらしてしまいます。
もう少し、何が起こっているのかを正しく認識する必要があるように思います。
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